3  直前期の学習方法 〜最終2週間ですべきこと 中編〜


3 最終2週間ですべきこと 中編



最終2週間ではさらに、
直近5年分の過去問をやることをお勧めします。




思考回路や身体を
今年の本試験問題に最もなじむ状態に持っていくためです。





今年の本試験問題に最も近い問題というのは、
指導校の直前模試ではありません。




直近の過去の本試験問題こそが、
今年の本試験問題に最も近い問題といえます。




どんなに各指導校が本試験問題に似せて作っても
本試験問題が潜在的に持っている癖やパターンまでを
正確にまねることは出来ないのです。




直近5年分の過去問を解き、
思考回路や身体を本試験問題になじませることで、
わずかではありますが、問題適合能力を高めます。
直近5年分の過去問を、
本試験と同じ時間に同じ時間配分で解ければベストです。




ただし、
お仕事をされている方の場合には
そういうわけにはいきません。
そのような場合には、
あらかじめ選別しておいた5年分の
弱点と、良問を解く、
という形にしましょう。




なお、何の断りもなしに最終2週間を
本番までのチューニング期間としていますが、
最後のチューニング期間を1週間とする方も中にはいます。




しかし、
私自身は、
常に2週間を目安としておりましたので、
これから先も2週間を基本にお話しさせていただきます。




なぜ私が1週間ではなく2週間にしたのかというと、
上述したことをすべてこなすには1週間ではゆとりがないこと。
ゆとりが無いと勉強が雑になり、
また知識詰め込み型の勉強に陥りがちなこと、
を理由に2週間という期間設定をしています。




人によっては1週間の方が
上手に時間を使える人もいるでしょうから、
ここはご自身の状況に応じて選択してください。





坂本龍治