4  直前期の学習方法 〜最終2週間ですべきこと 後編〜


4 最終2週間ですべきこと 後編





次に、
やるべき事は
①最終的に選別された弱点箇所
②最終的に選別された良問
③直近5年分の過去問

だとして、
具体的にこれらをどのように学習すればよいのか?
をお伝えします。




たとえば、
6〜7日間かけて11科目の①②をやる。




最終週は、
5日間かけて直近5年分の過去問を1年分ずつ解く。
このとき、前の週にやった①②の中で、
「これだけは“あともう一度”見ておきたい!」
と思えた箇所を選別しておき、
合わせて学習する。




試験前日は、
上記の学習の中で、
「これだけは“前日に”見ておきたい!」
と思えた箇所を、半日程度かけてやる。




残りの半日は、
とどめを刺す感じで、
「“念のため”にもう一度だけ見ておきたい!」
と思えた箇所をやる。




あとは早めに勉強を切り上げ、
ゆっくりとお風呂に浸かり疲れを流し、
良く食べ良く寝て、
明日の本試験に備え身体を休めます。




つまりは、最終2週間の間でも絞り込みをかけ、
繰り返すところは3回ほど繰り返す
のです。




ここまで徹底すれば、
弱点なく、
すべてが研ぎ澄まされた状態で本番に挑めます。




並行学習(1日に複数科目に触れて、数日かけて1科目ずつを完成させる)すべきか、
それとも1科目ずつにまとまった時間を割り振って学習すべきかは、




一概に論ずることはできず、
個々の状況によって変わってきます。




要は、それまでに自分が
どっちのタイプで学習を進めてきたのかが
一番の決め手になります。




それまで並行学習してきたのであれば、
最後も並行学習すべきですし、
それまで1科目ずつに時間を割り振って
学習を進めてきたのであれば、
最後の最後にやったこともない形に
変えるべきではありません。
自分の慣れ親しんだ方法を取るのが
最も集中力を引き出しやすく、
効率的に学習を進めることが出来るはずです。




坂本龍治