無念。民法改正、今国会見送り。

今国会で成立が予定していた民法(債権関係)の改正案は、
未だ審議入りしていない状況にあり、
会期が残り1か月となるなか、
自民・公明両党は今の国会での成立を見送る方針を固めたようです。


安全保障関連法案の成立を最優先にするためだそう。


社会経済の変化への対応が、また1年遅れることになります。
無念。。。


来年、
債権関係と、親族関係の法案が無事に成立するでしょうか。


本日の関東の天気は大荒れ。
先の見えぬ荒れ模様ですが、頑張っていくしか、
ありませんね。


坂本龍治

福岡・仙台・札幌

福岡・仙台・札幌の分析会にご参加下さった皆様、
ありがとうございました!!


次の一歩を何処へ向けるべきか、
その後、自分自身での分析は出来ましたでしょうか?


法律家を目指した瞬間、一生勉強!がついてきます。
どちらへ転んでも、質の高い勉強ができるよう、
頑張っていきましょう!!


坂本龍治

分析会に来て下さい

司法書士試験からもうすぐ1週間。

まだまだ疲れの抜けない状態かとは思いますが、
次の1歩を正しい方向へ踏み出せるよう、
分析会に足を運んで下さい。




私が担当するのは、

東京校 7月11日(土曜日) 15時〜
    夏以降の書式対策について




福岡  7月12日(日曜日) 13時〜
    書式解説・分析




仙台  7月19日(日曜日) 13時〜
    択一/書式の解説・分析




札幌  7月20日(月曜日) 13時〜
    択一/書式の解説・分析





となっています。
よろしくお願いします。


坂本龍治

平成27年度司法書士試験を終えて

平成27年度司法書士試験を終えて


本試験、お疲れさまでした。
今年の関東圏はあいにくの雨。
会場に辿りつくだけでエネルギーを消費する中、
過酷な1日をギリギリの状態でしのいだ、
といった感じになったのではないでしょうか。



出だし好調も、後半戦苦戦。



私のうけた率直な印象です。
簡単にですが私の感想をコメントさせて頂きます。
以下のコメントは、あくまでも私個人のものですので、
オフィシャルな解答は伊藤塾分析会を待って下さい。
http://www.itojuku.co.jp/shihoshoshi/topics/chujokyu/index.html




午前の部。
民法。典型論点中心で、リズム良く解ける。
個数問題(9問、13問)、選択債権(16問)は…
“きっとみんなだって不安。想定通り。”
手薄になりがちな憲法・刑法も手ごたえあり!
最後に会社法。結構苦戦。
かなり難しめな印象。
全体としてみたときには充実感があるんだけど、
その分、基準点が結構高くなるのではないか不安。




午後の部。
午後がはじまった瞬間にいつもドキドキしてしまう民事訴訟法。
今年は結構基本的。
出だしでつまづくことなく執行・保全・書士・供託へ。
マイナー科目も特に問題なし。
不動産登記法。結構細かい…
知識的に解けるはずの問題ばかりなんだけど、
想定よりも時間がかかってしまう感じ。
商業登記法。結構苦戦。
難しめな印象。
問題数の多い不動産登記、商業登記で
“エイッ”とマークをしてきている部分も多く、
蓋を開けてみないと正解問題数は分からない感じ。




不動産登記記述。
3つのパートからの組み立て。
問題のページ数も多く、処理すべき情報量はかなり多め。
だけど、
縁組前に生まれた養子の子の代襲相続権の有無、
元本確定登記の要否、
一申請情報申請の可否、
などの基本知識を積み上げて判断していけば、
正解が見えてくる。
解き終えてみればそれほど難しい問題ではない印象。
ただし、処理量の多さからエネルギーはかなり消耗。



商業登記記述。
時系列整理がきちんとできなければ、
崩壊するであろうパズル的問題。
時系列整理さえきちんと出来れば
前半は特に問題なし。
問題は後半。結構難しい。
不動産登記と商業登記の前半で守れていないと結構怖いかも…




かなりざくっとですが、
これが私の率直な印象です。
あくまで現時点における私個人の感想ですので、
ちゃんとした解答・分析は伊藤塾分析会で確認してください。
今年は、記述式対策についてお話させて頂きます。
福岡、仙台、札幌にも行きますので、
是非参加をお待ちしています。



とにかくいまは、
クッタクタになるまで戦い抜いたこころ、そして身体を、
是非いたわって下さい。
本当にお疲れさまでした!!



坂本龍治

明日最高の集中で挑むために。今日の意識。

明日、最高の集中で挑むために。


・今日、知識の詰め込みに偏り過ぎないよう注意する。
 明日は知識を使って、“考えなければならない”ので、
 知識の詰め込みに偏り過ぎて頭が固まらないよう、問題を解くことも忘れない。





・新しいことは何もしない。これまでやってきたことを、最後の最後に、
 もう一度繰り返す。





・もしかしたら今日は集中力を欠くかもしれない。
 でもそれは、明日のために集中力を蓄えているのだと思うこととする。





・できることなら、今日は無理をせず、
 いつもよりも少しだけ早く勉強を終えておく。





・勉強を終えたら、明日のことを不安に思うよりもまず、
 これまでの自分の努力を振りかえり、
 「これだけやったんだからきっと大丈夫!!
  これだけやってダメならそれはしょうがない。」
 と、開き直ってみる。





・明日の行動のすべてを再確認。
 起きる時間。食べる朝食。乗る電車。会場に着く時間。トイレの時間・・・





・晩御飯をしっかり食べる。食べ過ぎないように注意。





・ちょっとぬるめのお風呂に入りリラックス。





・できることならば良く眠りたい。
 でも、まったく寝られないかも知れない。
 仮にまったく眠れなくとも、そういう合格者はたくさんいるから大丈夫。






ここまでやってこれたのだから、
きっと大丈夫。
考えすぎずに、やるべきことを淡々と!
最後まであきらめずに、頑張ってください!!

坂本龍治

認定考査おつかれさまでした!

平成27年度認定考査を受験された皆様、お疲れさまでした!
「賃貸借」でしたね。
すでに3回出題されている頻出分野(3、5、10回に出題あり)
でしたから、落ち着いて問題を解けたかと思います。
小問⑸は難しかったと思いますが、
第2問、第3問も基本的な問題でしたから、
高水準の認定率となるのではないかと思います。

ただ、
今年の問題は、軽微なミスが大きな失点に繋がったのではないかと思います。
なぜなら、第1問の小問ひとつひとつの配点枠が上がっているからです。
実は、小問数⑸というのは過去最低です。
前回の賃貸借事例である第10回の小問数は“9”、ですから、
“5”って少ないですよね。

だから、
「請求原因が複数ある場合には請求原因ごとに分けた上で…」
との指示を無視して、
賃料不払解除と、
用法順守違反解除とを、
分けずに書く。といった初歩的なミスが、
大きな失点に繋がる可能性があります。

それでも、他のところで十分カバーできるような内容でしたから、
他で守れていれば良いんですが。

とにかくようやく試験という試験が終わり、
ほっとしているところですよね。
これからは実務家としての自分の勉強を思う存分できます!
是非ぜひ、いっぱい勉強して司法書士業界を盛り上げて下さいっ!!


坂本龍治

配偶者の法定相続分が変わるかもしれない

具体的に「民法(相続関係)部会」が設置されたようです。
法務省http://www.moj.go.jp/housei/houseishingikai/housei02_00294.html


被相続人の配偶者の居住権保護
②配偶者の貢献に応じた遺産分割の実現
寄与分制度の見直し
遺留分制度の見直し


これらは、部会設置に先立ち、
法務省の「相続法制検討ワーキングチーム」
で検討されてきた事項です。


住まいの安心について
日々「立会い」「登記」という形で関わる
司法書士としては、
「居住権保護」の議論は非常に興味深く、
また、遺留分制度の見直しでは
事業承継に関係する議論もなされており、
今後の「民法(相続関係)部会」の動向に注目です。


配偶者の法定相続分を変動させることなども検討されており、
改正が実現すれば、試験的にも影響は避けられないでしょうね。
民法改正を契機に、法改正の大きな波が押し寄せて来ますから、
司法書士試験。絶対に!今年受かりましょ。



坂本龍治