1  直前期の学習方法 〜どんな状態であれば合格出来るのか〜


1 どんな状態であれば合格出来るのか





直前期をいかに過ごすか?は、
本試験当日にどのような状態であれば合格できるのか?
によって決まります。






本試験当日、
記憶した知識と考える力が研ぎ澄まされた状態にあれば、
あとは最高の集中力を引き出すだけで合格できます。






ですから、
本試験当日までに
記憶した知識と考える力をいかに研ぎ澄ますか、
そして、いかに本試験当日に
最高の集中力を引き出すか
を考え、
直前期を過ごすことになります。




そこで、
本試験当日までに
記憶した知識と考える力を研ぎ澄ます方法を
お伝えしていきたいと思います。




まずは、



これまでに触れた箇所すべてを研ぎ澄ますことは出来ない!



ということ
を肝に銘じてください。




テキストでこれまでに読んだ箇所、
これまでに触れた問題、
すべてについて研ぎ澄ますことは出来ません。




そのことを認識せずに学習すると、
絶対に研ぎ澄まさなければならない箇所すらサビ付いたまま
本試験に突入しかねません。
つまり、あやふやな知識いっぱいで本番に突入する、
ということです。




ですから、
これまでに触れた箇所すべてを研ぎ澄ますことは出来ない!
ということを肝に銘じ、
本番までに研ぎ澄ますことが出来る量に、
学習量を大胆に圧縮してください。




残された時間と、
自分の能力を考え
(たとえば、何回くらい繰り返せば点数に結び付く理解と記憶を得られるのか)
学習量を大胆に圧縮してください。




もったいない精神が働き、
これまでに触れた箇所すべてを取りこぼすことなく、
と思ってしまうのが受験生心理ではありますが、
学習量を圧縮する勇気、
つまり、どんどん忘れる勇気を持てた人が合格していきます。




これが合格するための大前提。






坂本龍治