なぜ試験対策に条文なのか? Vol.5 


本試験問題は
条文と同じ言い回し
条文と同じ文章構造を
とっていることが多い



知っての通り、
司法書士試験は時間との戦いです。
“極めて時間的に切迫していた”
というのが、通常の合格者の感覚です。



合格者ですら極めて時間的に
切迫する試験なのですから、
受験生の大半は、時間との戦いに
苦戦しているはずなのです。



ですから、出来る限り解答スピードは速めたい



しかも、
“反応スピードを速める!!”
ということをもって、
解答スピードを速めたい。



捨て問を最初から作ってしまうだとか、
択一式は3肢の検討を基本とすることを
もって、解答スピードを速める作戦も
考えられますが、
まずは、反応スピードを速める努力を
すべきだと思います。



じゃぁ。
どうすれば、反応スピードが速まるのか??



それは、
対象(つまり、試験問題)とのギャップを
限りなくゼロに近づけることで実現できる

考えています。



つまり、
試験問題と、
自分の持っている知識・思考回路との間に
ギャップが存在しない状態



そうした状態を作り出す事が出来れば、
問題文を読んだときに、無駄な思考回路を
辿って、時間的にロスしてしまうことを
防ぐことが出来ますし、
問題文を読んだときに、読解を誤って
ミスをしてしまうことを防ぐことが出来ます。
結果、反応スピード、解答スピードは速まります。



そして、
試験問題とのギャップを
限りなくゼロに近づけるためには、
常日頃の勉強から、
試験問題と同じ言い回し、
同じ文章構造で、
理解し、記憶することが有効です。



だから、
条文は大切にして欲しいんです。



本試験問題が、
条文と同じ言い回し、
同じ文章構造を
とっているのであれば、
こちらとしても、
徹底的に条文を
読み込んでいくことが
反応スピードを上げるための
有効な手段となるのです。




坂本龍治