相撲って、試験のようだな



相撲を見ていてふと思ったのですが、
相撲って、司法書士試験のようです。





まずは、
必ずしも身体の大きな力士が勝つわけでは無いということ。




取り組みの
その一瞬のうちに繰り出す巧みな技で、
ふた周りほど小さな力士が勝つこともある。




知識に膨れ上がった者が
必ず抜きん出るわけでは無いというのに似ています。
一発合格者の多くは、
スマートな知識量を、巧みに使いこなして合格していきます。















次に一瞬の勝負事であるということ。




毎日毎日、
練習に明け暮れる割には、
いざの勝負はほんの数秒で終わります。




だけどその分、
ひとつひとつの取組に命を掛けている。




塩まいて清めてみたり。
『ふんっ!ふふんっ!ふんっ!ふんっ!』って気合をいれてみたり(高見盛)。




その一瞬の出来事に命をぶつける辺りが、まるで本試験。













次に番付。




横綱
大関
関脇
小結
前頭
十両

幕下




番付の仕組みはよく分からないけど、
やっぱり上手にいればそれ相応の結果を残している。




司法書士試験も、
レベルをある程度客観的に評価しうるもので、
高いレベルにいる人はそれ相応の結果を残してきます。




だけど、
油断をすれば土に付く事も当然あるのだから、油断は禁物。
府抜けた白鵬なんて見たことないですよね。
どんなに強くても、気を抜かない。
あ。
だからこその、不動の横綱か。




ただ、
司法書士試験の場合、
横綱になる必要は無いのです。
幕下から、
幕内に這い上がれればそれで良いのです。
幕内力士になれさえすれば、
勝負は極めて拮抗していて、誰が勝ってもおかしくない。
(もっとも、受験において戦う相手は自分自身なんですけどね。)












それから出稽古。




手の内の知れ渡った相手とばかり稽古していては、
土俵において本当に技が機能するのか
分からなくなってしまいます。




そこで折々出稽古をして、
技が機能しているかを確認し、
さらなる磨きをかけるのです。




たとえばいつも解いている過去問がホームだとするなら、
指導校の模試等を受けるのがこれに当たります。










関取饅頭(稀勢の里
これ、美味しい!



相撲を見ているとどうにも外国人が目立ちます。
国技館に飾られる歴代横綱の写真、
今は全て外国人横綱の写真だそうです。
新しい横綱が誕生する度、古いのが外れて行く。
次に日本人横綱が生まれるのは、何年後??





坂本龍治