行政書士試験を受験された司法書士受験生へ

行政書士試験を受験された司法書士受験生へ


お疲れ様でした!





如何でしたでしょうか。





今や行政書士試験も、
難しい国家試験の一つです。





真剣に勉強をしなければ
合格する事の出来ない試験です。




「なんか、思いのほか難しかったな。。。」
な〜んて感じた人も多いのではないでしょうか。




せっかく挑戦した行政書士試験。
この経験は、絶対に来年の司法書士試験に
活かしましょうね!!




そこで今回は、
私が行政書士試験を受けて得た実感をお伝えし、
こんな風に司法書士試験と通じますよっ
てことをお伝えしたいと思います。




最初に言っておきますが、
今回長いんで、お疲れの方はパス!して下さい。





私が行政書士試験に挑戦したのは
司法書士試験に合格した年です。
そこで得た実感は、


司法書士試験の勉強を、
  ほぼそのまま当てはめれば着実に点数に繋がること



行政書士試験においては、
  司法書士試験以上に割り切りが必要であること

ということでした。









1について




最終的にやったことと言えば、
条文をひたすらに読み込むこと。




過去問も絞り込みをかけながら、
多い問題については
5〜6回以上やったと思いますが、
司法書士試験の時ほどは
過去問依存ではありませんでした。



でも、
本番ではちゃんと点数に結びつく。




結局、
過去問は手段であって
目的では無いということです。




本試験の出題の射程をつかみ、
その上で基礎を理解し、記憶するための手段。





超マレに、
殆ど過去問を解かずして
司法書士試験に受かる人もいますが、
結局のところ、
問題を通さずとも
基礎を理解•記憶する技術を
持っているのであれば、
過去問に依存する必要は無いのです。





でも私は、
本試験の問い方に触れなければ、
『問題を解ける思考回路になっているか?』
ということを確認出来ず不安だったので、
過去問は外しませんでした。





また、
問題を通した学習の方が気分が乗るので、
その意味でも過去問は外さない。





でも、知識の拠り所、
集約媒体はあくまで条文。




だってその方が
分量が少なくて済むから気楽だし、
法律の学習として変な方向にいかないから。
この方向性はやっぱり正解だったな、
と、結果が出たときに強烈に思いました。








2について





司法書士試験が終わってから
約四ヶ月で行政書士試験がやってくる。




到底行政法と、
一般知識を網羅的に学習する時間は無い。





本試験で使えない
あやふやな知識を得てもしょ〜もないので、
行政法はしっかりやるとして、
一般知識はかなり絞り込みました。




具体的には、
法律系の出題分野しかやってない。
つまり、政治•経済はやってない。
文章理解の対策もやってない。





まぁ、
文章理解はやらずとも、
司法書士試験で鍛えた日本語力でなんとかなるし。




政治•経済なんて、
ホントに理解しようと思ったら、
それだけで1年2年かかってしまう。
とってつけただけの知識で
点数取れるとは思えなかったので、
思い切ってやらずに、
法律系で確実に点数を取る。




そんな感じで、乗り切りました。
結果としてカンも冴えて、
ギリギリって事もなく点数を取れてます。




無理に長モノの刀をこしらえようとして、
結局ナマクラの刀で本番に挑む事になるより、

脇差になってもいいから、
切れ味鋭い刀をこしらえた方が、
圧倒的に真剣勝負の場では勝ち目が出てくるって事です。




行政書士試験においては、
司法書士試験以上に割り切りが大事、
ということでお話しましたが、
司法書士試験においても、
条件によっては大胆な割り切りが必要に
なってきます。




点数とれなきゃしょーもないんですから。





まとめ




司法書士受験生にとっては、
行政書士試験はあくまで通過点に過ぎません。
大本命は、
来年の司法書士試験!



そこに、必ず繋げて下さい。
良かったところもあるでしょうし、
悪かったところもあるでしょう。



自分を見つめ、方向修正!
それを繰り返し実践した先に
楽しい夏休みが待っていますよっ



ひとまず本日は、お疲れ様でした。




坂本龍治