記述式の学習プロセス Vol.13 解説を読み、理解を深める

解説を読み理解を深める



さて、記述式の学習プロセスの説明も
ようやく最後の段階に辿りつきました!
おさらいしておきましょう。
記述式の学習は…



1:ストーリー展開を押さえる
2:必要となる登記申請手続を押さえる
3:記述式を解く際の解法手順を考える
4:ミスを無くす“しくみ”を作る
5:解説を読み、理解を深める



の流れで行います。きっと、多くの人は、
問題と解く→解説をじっくりと読み込む!
という学習プロセスを辿っているのだと
思います。



しかし、
残念ながら、
解説を1時間かけてじっくりと読み込んでみても、
記述式の解法プロセスは確立されていきませんし、
多くの情報に触れた割には、
使い物になる知識はそれほど得られない
ことが多いのです。
また、解説に書いてある
自分が理解していなかった箇所に
時間と意識は注がれてしまい、



既に持っている知識を使い
どういった順番で思考すればよいのか?
どういった手順で解くのがよいのか?
どうすればミスを無くすことができるか?



といった処に時間と意識を
注げなくなってしまいます。



記述式の学習においては、
“知識を補充する”ことよりも、
“知識の使い方を知る”
“記述式の解法プロセスを確立する”
ということこそが大切です。



解説は、最初のうちは気になる
処だけを読み、
何度か同じ問題を繰り返し解き、
“この問題はもう大丈夫だ!”と
思える段階になって初めて熟読すれば
良いのです。



これが私の考える記述式の学習プロセスです。
もちろん、時期や自分のレベルに応じて、
学習プロセスは変化するものですが、
参考になれば幸いです。


坂本龍治