ハーバードロースクールで取られる試験方式


2013年1月20日、
大統領として二期目をスタートしたバラクオバマ大統領。
2009年には、ノーベル平和賞も受賞しているんですよね。
すごい人です。




ただ、
この記事でこれから着目してみたいのは、
オバマ大統領の功績ではなく、その出身校の教育についてです。




名門ハーバードのロースクール





そのハーバードロースクールで取られている
試験制度がとても興味深い。
オープンブック方式の試験が、大半を占めているとのこと。




つまり、
試験に本を持ち込んで、
見ながら解答して良いというもの。





うぉ〜ぃ!!
それじゃ全員答えが書けちゃって、試験にならないじゃない!!





と思います?
全くそんなこと無いんです。




法律知識なんてのは、
結局目の前の問題を解決する道具に過ぎません。
だから、
知識が頭に入っているという事は実は
最も重要な事では無いんです。






より重要なことは、
その道具を使いこなし問題解決できる事。
つまりは、考える力が身に着いている事なんです。






その事を試すのなら、
手元を本に置いた試験でも、
どういった問題を出すのかによって、
十分に相手を試す事ができる。











司法書士の試験に合格しても、
実務に出れば、分からない事は山ほどあります。
その問題ひとつひとつを解決するのに、
基礎知識が重要である事は紛れもない事実です。






しかし、
知識だけではどうしよもない事がたくさんあります。
何処の本を見たって、答えの書いていない事など山ほどあります。
そんなときどうすれば良いかって?







考えればいいんです。







頭の中で、様々な知識を総動員して、深く深く思考します。






法律実務家に求められる真の力というのは、じつはこの考える力なんです。
ハーバードで取られる試験の多くが、
司法試験や司法書士試験における択一式のようなもので無いのは、
この事を如実に物語って居るでしょう。







考える力を養う。







この事に重きを置くからこそ、
ハーバードからは卓越した人材が数多く排出されるのですね。






司法書士試験。
合格に必要な知識量があまりに膨大なものですから、
どうしても勉強が知識重視になってしまいがちです。






でも、実はそこじゃない。






勉強のキモは、知識の詰め込みには無い事を、是非意識して下さい。







ちなみに。
ミシェルオバマもハーバードのロースクール出身。
ふたりはここで出会い、愛を深めたのですね〜






坂本龍治