講師としての営み〜感覚の言語化〜
感覚の言語化
「好き」
の感情を
言葉にして伝えることが難しいように、
「しんどい」
の感情を
言葉にして伝えることも難しい。
「感情」を言葉にして表わすのは、
中中どうして難しいものです。
多くの人が不得手とするところではないでしょうか。
それと同じように、
「感覚」を言語化することもまた難しい。
私たちは、
言語を基準に生活を送っているようで、
実は多分に「感覚」だけで処理していることが
多くあるように思います。
それは、勉強や試験においても同じことです。
たとえば、
スケジュール帳を付けずに、
感覚だけでスケジュールを
組み立てている人も居るでしょ?
そこでは、
必ずしも言語として認識し、
「○○をやろう!」
と発想しているわけではありません。
文章を読解するコツ、
記憶するコツ、
弱点をなくすコツ、
集中力を引き出すコツ、
モチベーションを維持するコツ、
問題を解くときの手順、
問題を解くときの思考回路、
これらは、
実際に勉強をする中で、
或いは問題を解く中で、
必ずしも言語として認識する必要はなく、
「感覚」として体が知っていれば、
それで十分対応することができます。
しかし、
私たち講師は、
受講してくれる人すべてに、
誤解なくその「感覚」を伝え、
身につけてもらうため、
自分の「感覚」を言語化することに日々努めています。
これが時に、
なかなか骨の折れる作業となるのですが、
「先生の方法論、役に立ちました!」
なんてことを言われると、
本当にうれしく、
講師をやってて良かったなぁ〜
なんて思います。
どんな恋の悩みにも答えられる恋愛マスターには
どうもなれそうにありませんが 笑
どんな勉強の悩みにも答えられる
勉強マスターになれるよう、
日々「感覚」の言語化をし続けようと思います。
坂本龍治