日本不動産昔ばなし Vol.2
この時代、
土地の売買は必ずこの地券の
書替えによるこことされていて、
明治七年には、
地券の書換えが
所有権移転の効力発生要件とされるほど、
地券は不動産取引の中で
重要な役割を果たしていました。
でもその地券って、
誰が発行したものなの??
というと、
それは大日本帝国政府です。
廃藩置県によって
日本は中央集権化に完全に成功し
統一国家になるわけですが
政府は法律でもって
不動産取引は地券で行うよう規律します。
(廃藩置県は大丈夫です??
要は、藩を廃止して、県を置く、ってことです。
大名どもの権力を奪って地方分権の時代を
終わらせたわけですね。)
これにより、
不動産取引は
全国一律の取り扱いによることとなります。
まだまだつづく
坂本龍治