4時間45分

4時間45分




“4時間45分
最高の集中力を発揮出来れば合格できる”




私が合格した年に考えていたことです。




午前2時間、午後3時間、
合計5時間ものあいだ、
集中力を途切らせることなく持続する
ことは、私には困難なことでした。




どうしても感覚が鈍ってしまう瞬間があり、
その状態で続行すると、感覚はどんどん下がって
行きかねない。




だから、
必ず午前も午後も、
意識的に席を離れる時間を作っていました。




いったん席を離れて、
頭の活動を停止する。




そうして再び席につけば、
また最高のパフォーマンスを発揮できる。




午前も午後も、
5分は席を離れていました。




これで10分。





あとの5分は?というと、
パニックに陥っている時間です。




本試験当日は、
未だ経験したことの無い精神状態に陥るものです。




しかし、パニックも織り込み済み。
5分くらいはパニックに陥っていても、
それで不合格になるわけではありません。




実際、合格した年も
私は最後の最後で大パニックに陥り、
冷静な思考が出来ない状態でした。




それでも、
4時間45分は集中していた。




その結果の合格です。




皆さんも、
本番では経験したことの無い
精神状態に陥るかも知れもません。
しかし、
そうした状態に陥っている時間は、
実際には感じているほど長くはないものです。
せいぜい5分〜10分。
それだけで合否は決まりません。




大丈夫。




4時間45分、
最高の集中力を発揮すればそれで良いのです。




明日、いかに集中するか。




今日は、それだけを考えれば良いと思います。




最後の最後の最後まで
応援しています。



坂本龍治