上を向いて歩こう

関係無いなんて
誰も思えないんじゃないかな



たとえば
2週間前まで
ここ東京で、
原子力発電所から
排出される放射線について
不安を感じたことがあった人が
どれほど居たでしょう。



今や、東京中の人が
飛来してくる放射性物質だけでなく
水や食べ物が汚染されていなだろうか
という事に、不安を感じ
福島原発の辿る運命を
固唾をのんで見守っています。



もちろん
東京だけでなく、
関東圏全域、
東日本全域の人が
同じ思いだと思います。



もう誰も
関係無いなんて
思えないんじゃないかな。



自分の住む場所が
安心安全な住みよい場所と
言えるようにするためには、
“日本を”安心安全な場所に
していかなければならない。



日本には原発が50基以上あるから、
今回、幸い放射線の恐怖を免れた
西日本の人だって、
他人事ではいられません。
http://www.fepc.or.jp/present/nuclear/setsubi/sw_index_01/index.html
(日本の原子力発電所の運転・建設状況 2010年3月)



自分の住む場所さえ
便利で、安全で、
悩みの種の無い場所に
なればいい



という考えでは
その願いは叶わないと思うんです。
“日本を”住みよい場所にするにはどうしたらよいか?
の発想でいかないとダメだと思うんです。



自分の住む町に、
たとえば原発
たとえば米軍キャンプが
無ければそれでいい。
自分には関係ない。
では、ダメだと思うんです。



先週23日、
最高裁大法廷は
1票の格差」訴訟の
判決理由の中で、
以下の通り示しました。



「1人別枠方式…は,
相対的に人口の少ない県に
定数を多めに配分し,
人口の少ない県に居住する国民の意見をも
十分に国政に反映させることができるよう
にすることを目的とする旨が説明されている。
しかし,
…相対的に人口の少ない地域に対する配慮は
…全国的な視野から法律の制定等に当たって
考慮されるべき事柄であって,
地域性に係る問題のために…投票価値の不平等
を生じさせるだけの合理性があるとはいい難い。」
「できるだけ速やかに…
1人別枠方式を廃止し,
…投票価値の平等の要請にかなう
立法的措置を講ずる必要があるところである。」
http://www.courts.go.jp/search/jhsp0030?hanreiid=81179&hanreiKbn=02


ごくごく真っ当なことを言っていると思います。



国政は、“日本を”良くする場所。
国会議員は、“日本を”良くしようと汗を流してくれる。



“日本を”住みよい場所にするにはどうしたらよいか?
の発想をみんなが持てば、
票の格差の問題の解消に、
誰も文句をつけないと思います。






上を向いて歩こう



自分ひとりの足元
自分ひとりの利益を
見るんじゃなくて


みんなと同じ
この空を見上げて
みんなでここ日本を
地球を
住みよい場所にしていきたいですね。




坂本龍治